【Illustrator】アピアランスでカギカッコ実践 | Blue-Scre{7}n.net | よそいちのDTPメモ

トップページ » Illustrator » 【Illustrator】アピアランスでカギカッコ実践

【Illustrator】アピアランスでカギカッコ実践

公開日:2015年3月23日 

 フライヤーやポスターの本文以外の箇所(タイトルやキャッチコピー)では、カギカッコをそのまま文字ではなく、罫線などのパーツを置いて調整することがよくあります。

 今回はこれをアピアランスで作ります。(ただし、こういったパーツはひとつの制作物のなかにいくつも出てくるものではないので、アピアランスでつくるうまみは少ないかもしれません)複数案件で使いまわせるのがメリットでしょうか。


 [文字]のカラーを[なし]にして、[アピアランス]パネルから塗りを2つ追加しておきます。

塗りを2つ追加


エリアテキストの角に長方形を置くための準備

 下の塗りに、[パス]→[パスのアウトライン]を追加します。

パスのアウトライン


 続いて、[パスの変形]→[変形]で、基準点を[左上]にして、[拡大・縮小]の[水平方向][垂直方向]共に[0%]にします。

変形で水平垂直ともに0にする


 これで、テキストの角に長方形を置く準備ができました。


角に四角形をつくる

 [形状に変換]→[長方形]を選択します。ダイアログで[値を指定]を選択し、[幅][高さ]共に[10mm]とします。

角に四角形をつくる title=


 [長方形(Rectangle)]を追加してすぐの状態では、[パスのアウトライン]より上にあって四角形が表示されないので、[長方形]を[変形]の下に移動します。

[長方形]を[変形]の下に移動


 これで、角に四角形が表示されます。


カギカッコをつくる

[長方形]の下に、[変形]を追加します。

 基準点を[左上]にし、[コピー]を[1]、[移動]の[水平方向][垂直方向]共に[1mm]とします。この設定した値が、カギカッコの太さになります。

[長方形]の下に、[変形]を追加


 [効果]→[パスファインダー]→[背面オブジェクトで型抜き]を追加します。この効果は一番上に追加されるので、2度めの[変形]の下に移動し、起こしカッコを完成します。

背面オブジェクトで型抜き


閉じカッコをつくる

 またいちから効果を設定するのは面倒なので、起こしカッコ用の効果を適用した塗りを選択して、[選択した項目を複製]を選択してコピーします。


 ①②の[変形]の基準点を[右下]に、②の変形ではさらに[移動]の[水平方向][垂直方向]共に[-1mm]とします。


 これで、カギカッコの完成です。

背面オブジェクトで型抜き


EX:カッコ位置の調整

 カッコの位置を調整するには、起こしカッコ閉じカッコ共に[背面オブジェクトで型抜き]の下にさらに[変形]を追加して、[移動]の[水平方向][垂直方向]に任意の値を入力します。

カッコ位置の調整


関連まとめ

Togetter 【Illustrator】アピアランスでカギカッコ

第164回 バンフーセミナーが終了しました – DTP Transit



タグ:


広告