公開日:2015年4月28日
24時間Illustrator「愛(Ai)はクリエイティブを救う」、運営および出演者の方々、大変お疲れ様でした!とても楽しい時間をありがとうございました。
私は24:00~25:00「効率化」セッションの一部を担当させていただきました(リンク先はUstream)。改めてこちらにまとめます。
スウォッチの管理は、絵の具を整理しておくのに似ています。
作例のようにカラーを多く使用したアートワークで、「どこかに使用した色を別の箇所に使う」という場合、[スウォッチ]パネルに色を登録しておかないと…
あの絵の具どこ!? 空色じゃない! セルリアンブルーが欲しいんだよ! え?失くした? あああああああ!!
という事態になります。もっともIllustratorで作成するのはデータなので、「絵の具」を失くしてもスポイトツールでもってくれば特段問題はありません。でも面倒ですよね?
そこで、ドキュメントで使用しているカラーを全部[スウォッチ]パネルに登録します。パレットに混ぜた絵の具をとっておく感じです。[スウォッチ]パネルメニューから[使用したカラーを追加]を選択します。
[スウォッチ]パネルに使用したカラーが「グローバルスウォッチ」で追加されます。
もともとあったスウォッチを残していると、色数が多すぎてスウォッチ選択が面倒になります。使わないスウォッチは削除して整理します。
[スウォッチ]パネルメニューから[未使用項目を選択]を選択して、使っていないスウォッチが選択されます。パネルのゴミ箱アイコンをクリックして削除します。
注1:[使用したカラー]を追加から[未使用項目を選択]でのスウォッチ削除は、アクションに登録できます。2度目以降の作業の時間が短縮できます。
注2:[未使用項目を選択]で、使っていないはずのスウォッチが選択されない場合は、[グラフィックスタイル][文字スタイル][段落スタイル][シンボル]も確認します。これらに使用されているスウォッチは、たとえドキュメント上で使用していなくても、「未使用項目」とみなされません。
ここまでは、ドキュメント全体で使用しているカラーを[スウォッチ]パネルに登録する方法を紹介しました。以降は、パーツごとに[スウォッチ]パネルに色を登録する方法を紹介します。
オブジェクトを選択して、[スウォッチ]パネルメニューの[新規カラーグループ…]を選択します。
[新規カラーグループ]ダイアログが表示されます。[選択したオブジェクト]を選択して、[プロセスをグローバルに変換]にチェックを入れて[OK]を選択します。
選択したオブジェクトに使用されているカラーが、「カラーグループ」にまとめられて[スウォッチ]パネルに登録されます。
振り返り1で紹介したのは、「スウォッチを整理するTips」でした。振り返り2では、「グローバルスウォッチ」を取り上げます。