トップページ » Illustrator » 【Illustrator/Affinity Designer】#ベジェ曲線AC2015 ~3本勝負! 線画はどっちが書きやすい!?~ ①筆圧編
公開日:2015年12月20日
「ベクター」で線を引けるソフトはいくつかあります。塗りはPhotoshopでやるとしても、「Illustrator」「Affinity Designer」のうち、どちらでやるのが線をひきやすいか「筆圧コントロール」「キャンバスの回転」「線のはみ出し、交差対策」の観点から見ていきます。IllustratorのバージョンはCC2014.1、Affinity Designerのバージョンは1.41です。
お互いに筆圧コントロールは搭載されています。ペンタブレット派にもやさしいですね。ただ、Affinity Designerでは透明度も筆圧コントロールできるなど、細かいところが異なっています。
Illustratorでは、筆圧検知を使うには、各ブラシの[サイズ][直径]のプルダウンメニューで[筆圧]を選択し、[変位]に入力した数値で、最小幅がどこまで細くなるか設定します。(例としたのは[カリグラフィブラシオプション])
線の補正を有効にするには、[ブラシツールオプション]の[精度]のスライダを[滑らか]の方に動かします。[精細]の方に動かすほど、手の動きを正確に拾います(手ブレも拾ってしまいます)。
下記のページに、筆圧コントロールに関する詳細が記載されています。
3倍早くなるためのDTP講座 ペンタブとIllustrator
Affinity Designerでは筆圧コントロールを有効にするブラシの設定をするには、[ブラシ]パネルから該当のブラシをダブルクリックし、[ブラシ編集中]ダイアログを表示します。
[サイズの許容誤差]で最小サイズを、[不透明度の許容誤差]で、不透明度の最小値を筆圧でコントロールできます。[筆圧]のプルダウンメニューは[筆圧]にします。
数値は、100%に近いほどサイズは小さく、透明になります。
最終的に筆圧コントロールを有効にするには、[ベクトルブラシツール]を選択して、[コントローラ]のメニューで[ブラシのデフォルト設定](ブラシの設定で[筆圧]を設定している場合)、または[筆圧]を選択すると、線を筆圧でコントロールできます。
Illustratorの方が使いやすい印象を受けます。Affinity Designerは筆圧での透明度設定が可能なものの、補正の設定や、筆圧コントロールを有効にするための設定がやや多いです。
というわけで、3本勝負の1回戦、「筆圧コントロール」は、Illustratorの勝利です。
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