公開日:2019年1月2日
お正月休みを使って、Yosemiteから上書き上書き(Yosemite⇢ElCapitan⇢Mojave)で使っていたMacをクリーンインストールしました。クリーンインストール手順はいろいろなサイトで記載されているので割愛するとして、このエントリでは、「準備したこと」「手こずったこと」に関して書いていきます。
クリーンインストール後すぐにアプリのインストール※1ができるように、インストーラを集めて外付けハードディスクに保存しておきました。
App Storeのアプリ※2は、クリーンインストール後サインインすれば再度インストールできるので、インストーラを保管しておく必要はありません。
※1インストーラを用意したアプリ、ドライバ
Adobe Creative Cloudデスクトップアプリケーション(管理アプリの方)、ウイルスバスター、Karabiner、Chrome、Alfred、Dropbox、Brackets、Anastasiy’s Extension Manager、タブレットドライバなど
※2App Storeのアプリ
Affinity Designer、Zoom It
ソフトのシリアル番号や、サイト運営用のサーバー番号などを記録しておきます。スクリーンショットでもいいしテキストファイルで取っておいてもOKです。
Time Machineでリカバリ前の状態を残しておきます。といってもやるのはクリーンインストールなので、Adobeソフトの必要なデータは別途Dropboxか外付けHDDにも移動しておきます。
今回移動したのは、ワークスペース、キーボードショートカット、スクリプト(InDesign)※、ブラシ、ツールプリセット(Photoshop)、エクステンション(Adobe全般)です。
※InDesignのワークスペースやキーボードショートカットはアプリケーションのPresetsフォルダに、スクリプトはアプリケーションのScripts Panelに入っています。
クリーンインストールにあたって、非常に手こずったのは起動ディスク(Machintosh HD)の消去です。リカバリーモード(command+R)で起動してディスクユーティリティを使うと、このディスクはグレーアウトしていて選択できませんでした。
インストールを強行しようとしたら、「このディスクのロックを解除しますか?」とダイアログが出たので、「これはもしかするとディスクの権限とかそういうところに原因があるかも」とし、再起動してディスクの状態を探りました(なおこれで1時間)。
特にアクセス権やディスクの破損等に問題はなかったものの、何かがロックされているのは間違いなく、調べているうちにFileVaultに行き当たりました。
FileVaultはファイルの暗号化をしてセキュリティを高める機能ですが、クリーンインストールの際には一旦無効化しておかないとうまく進めることができないようです。
[システム環境設定]の[セキュリティとプライバシー]から[FileVault]タブを選択。[FileVaultをオフにする]をクリックします。
パスワードを求められるので、入力したら暗号化解除が開始します。約30分くらいで暗号化が解除されます。
解除されたら再度リカバリモードで起動して、ディスクを消去、再インストールでクリーンインストールします。
クリーンインストールが完了したら、最初に集めておいたインストーラを使いアプリを復旧し、Finderなど各種設定をし直します。最後にFileVaultをオンにして、Time Machineでバックアップして完了です。
FileVaultの暗号化解除とOS再インストールやアプリケーションのインストール含め、合計4〜5時間かかりました。クリーンインストールには結構な時間を確保しておかないとなかなか一気にできないものですね。といってももう少し早くFileVaultに気づいていればもっと早く済んだわけですが…