公開日:2015年1月29日
目次や索引を作る時に便利な「先頭文字スタイル」ですが、「含む」と「区切る」などはじめはどうしてもとっつきづらいものです。先頭文字スタイルは段落の頭から順に処理され、「区切る」は対象の前に、「含む」は対象の後に区切りを設け、2つめ以降の処理は「区切りの後」から開始されます。
「私の場合は」と前置きになりますが、どう覚えたかを書きます。ざっくりと「動くもの(使用する文字スタイル)」と「遮るものの位置(含むと区切る)」として考えるとわかりやすいように思います。例えば、対象の文字を「トンネル」、使う文字スタイルを「車」、[含む]と[区切る]はトンネルの入り口か出口のどちらかに看板が置かれている状態のイメージです。
作例では、節のタイトルは太字、タブのリーダーにはピリオドを使って、ベースラインシフトを上げたスタイルを当たるようにしています。
この作例でまず対象になる文字はタブです。文字スタイル「目次_lv3太い」が1「タブ」で「区切る」となっています。「目次_lv3太い」という名前の車で、最初にある「タブ」というトンネルの入口まで進むわけです。
「区切る」となっているので、指定の文字の手前まで「目次_lv3太字」という車は進みます。
次は「目次_lv3リーダー」で1、「文字」を「含む」となっています。トンネルの入口で「目次_lv3リーダー」という車に乗り換えて、「タブ(文字)」というトンネルを進みます。対象は1文字なので、トンネルの出口まで「目次_lv3リーダー」で進みます。
最後は「なし」で1、「文章」を「含む」となっています。トンネルを抜けたらそこで「なし」という車に乗り換え、「ページ数(文章)」というトンネルを進んで、処理は完了となります。