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【InDesign】それでもやっぱり[基本段落]はいじらない

公開日:2017年4月7日 

 定期的に言われることですが、[基本段落]のカスタマイズは危険です。理由は2つ。

・複数のドキュメントをブックで束ね、同期してしまうと、基準としたドキュメントの[基本段落]設定に置き換わってしまうため
・異なるドキュメント間でテキストをコピペした際、ペースト先の[基本段落]設定に置き換わってペーストされるため

 これは他の「同名で異なる設定」にしているスタイルでも起こりうることですが、[基本段落]は「名前を変えることができない」「どんなドキュメントでも必ず存在するスタイル」の2点から、危険度がより高まります。

 [基本段落]は、何しろ最初から用意されているスタイルだし使いたくなるのはわかります。自分のところだけでデータが完結する場合は使うのはアリっちゃアリです。

 しかし、「ドキュメント同士のテキストのやり取りが発生する場合必ず競合する割に、他設定は簡単に変更できる」というデフォルト設定系なのに非常に脆弱なスタイルなので、やはり[基本段落](段落スタイルに限らず[基本●●]全部に言えるかもしれない)は触れない方が無難です。

スタイル名だけじゃなくて設定も編集できないようになっていれば安心なのにAd○beさん…

 スムーズに編集できてミスを減らせれば何を使ってもいいんですが、何かやらかしがちな気がするところは、対策を打っておく([基本段落]の場合は「別途基本となるスタイルを作る」など)と気持ちよくInDesignを使えると思います。



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