公開日:2013年5月19日
マルチアートボードを使用したaiファイルから、画像を書き出す方法をIllustrator、Acrobatそれぞれで説明しています。ただ、CS時代に比べるとIllustratorの書き出し機能の性能がグンと上がったので、あまりAcrobatの出番は無いかもしれません。
1.Illustratorの[ファイル]メニューから[スクリーン用に書き出す…]を選択。
2.[スクリーン用に書き出し]ダイアログを表示し、[アートボード]タブを選択。書き出したいアートボードをチェック、[選択][書き出し先][フォーマット]を適宜設定して、[アートボードを書き出し]をクリックすると、[書き出し先]に指定した場所に指定したフォーマットで保存されます。
チェックありだと、アートボード全てを一つの画像として書き出します。
下準備として、aiファイルは[PDF互換ファイルを作成]にチェックして保存しておきましょう。この設定が無いと、Acrobatで開けません。
1.マルチアートボードを利用したaiファイルをAcrobatで開きます。ページ数部分をみると、Illustratorのアートボード数ぶんのページ数があることがわかります。
2.Acrobatの[ファイル]メニューから[別名で保存]→[画像]から、任意の形式を選択。この記事ではJPEGで進めます。
[PDFとして保存]ダイアログ(PDFじゃないけどな…)の[設定…]ボタンをクリックすると、ファイル設定やカラープロファイルなどの設定ができます。設定の確認をしたら、[保存]をクリックします。
3.アートボードの数だけ、jpgファイルが保存されます。
書き出す前に、command+Dでプロパティを見て、[ページサイズ]を確認しておきましょう。ページサイズがmm、書き出し時の解像度設定がppcmと、表示される単位が混沌としているので、jpgやpngとして書き出すときにはちょっとした計算が必要です。
ppi=メニューで表示されているピクセル数×2.54(1インチは2.54cmのため)
[table “13” not found /]ページサイズ÷25.4×ppiで求められます。作例のページサイズは677.3×381mmなので、28.35ピクセル/cm(72ppi)で書き出すと、
と求めることができ、幅1920px、高さ1080pxの画像を書き出します。