公開日:2018年12月13日
これは、DTP Advent Calendar 2018の13日目の記事です。13日の木曜日(おしい)…
InDesignのjpgやpngへの画像書き出しは、「選択オブジェクトのみ書き出しができる」「解像度を指定できる」「カラーモードを指定できる※」など、結構優秀です。PhotoshopやIllustratorにも引けを取りません。
※jpgで書き出す場合はCMYK、RGB、グレースケール。pngで書き出す場合はRGB、グレースケールから選択可
とはいえ、いくつも(何度も)画像を書き出したい場合、その都度ファイル名や保存場所、解像度などを指定するのは面倒なもの。欲を言えばスキップしたいところです。
そこで、jpg、png、スニペットの3種類に絞り、ダイアログを表示しなくてもパネルから書き出せるエクステンションを作成しました。当記事の画像も、このエクステンションで書き出しています。
例えば、書籍→電子書籍、書籍→Webと展開する場合には、引き出し線付きの画像や、トリミング済みの画像を使う必要があることが多いので、このエクステンションが役に立つのではないでしょうか。
2018.12.13 | v1リリース
InDesign CC 2018,2019
当サイトの「.zxpファイルのインストール方法」に記載しています。
1.メニューバーの[ウィンドウ]→[エクステンション]から[assetterEX]を選択。[assetterEX]パネルを表示します。
2.オブジェクトを選択(複数選択可)し、[assetterEX]パネルの[書き出し形式]からいずれかを選択(作例ではpng)。
3.書き出すファイル名を[画像書き出しオプション]→[名前]に入力し、[解像度]から書き出す画像の解像度を入力。
いずれかの入力フィールドで[enter]キーを押すか、[上記設定で書き出す]ボタンをクリックすると、画像を書き出します。
4.書き出し後、操作しているInDesignファイルと同じ階層に「assetterEX」フォルダが作成されます。
その中に、「3.」で設定した名称-オブジェクトID※.pngという名称で画像が書き出されます。
※オブジェクトIDはInDesign内で個別に割り振られるものなので、こちらから入力する必要はありません
・[画像書き出しオプション]で、名前、解像度のラベルをクリックすると、入力フィールドにフォーカス
・グレースケール書き出し
スクリプト版の「mj-assetter(マジあせったー)」があります。
ただしこちらは、「書き出したいオブジェクトに[レイヤー]パネルで名前をつけておく必要がある」「解像度は任意指定できない」といった制約があります。
スニペットを書き出したい場合はこちらスクリプト「SOS」をご利用ください。。
いつもは作業手順の動画を録画してそのまま書き出していたんですが、今回初めてiMovieで動画の編集をしました(カット切り替えのトランジションを加えています)。DTPとは勝手が異なってなかなか面白いです。
動画が正方形に近い比率だったので、編集にはiMovieの[アプリケーションプレビュー]を使いました。