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【InDesign/Illustrator/グレースケール画像】なぜ色がつかない?

公開日:2012年11月15日 最終更新日:2022年6月20日

 グレースケール、モノクロ2階調の画像は、InDesignやIllustrator上で着色できます。しかし、[背景]レイヤーを使っていないファイルの場合それができません。画像の扱いが「透明グレースケール」となるためです

透明グレースケール、通常のグレースケール、モノクロ2階調にそれぞれカラーを設定

※モノクロ2階調画像の場合は、白と黒のみなので透明部分は発生しません。そのかわり、レイアウトソフト上で塗りを設定すると白い部分が透過に、黒い部分には指定した色がつきます。

 グレースケール画像に着色できない、色が変わらないといった場合、該当の画像ファイルをPhotoshopで開いてみましょう。

 透明グレースケールのファイルでは、[背景]レイヤーが使われていません。例えば、「レイヤー」パネルの表示が[レイヤー1]のように表示されています。

透明グレースケールのファイルは、[背景レイヤー]が設定されていない

 通常のグレースケール画像にするには、メニューバーの「レイヤー→新規→レイヤーから背景へ」か、「レイヤー→画像を統合」を選択し、「背景」レイヤーを使用した状態にすれば、着色できるグレースケール画像になります

※レイヤー名を「背景」としただけでは正しく動作しません

背景レイヤーにするための手段その1
背景レイヤーにするための手段その2

グレースケール画像の着色可否

ファイル形式InDesignIllustrator
.psd(グレースケール)着色できる
(白い部分は透過される)
着色できる
(白い部分は透過される)
.psd(透明グレースケール)着色できない着色できない
.tiff保存オプションで[透明を保持]にチェックを入れなければ着色できる透明なtiffは保存オプションがどうだろうと着色できない
モノクロ2階調着色できる
(白い部分は透過される)
着色できる
(白い部分は透過される)


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