公開日:2012年10月7日
普段レイアウトグリッド/フレームグリッドでの制作が多いのですが、CCの機能 「段落囲み罫」「段落背景色」がレイアウトグリッド/フレームグリッドでは狙い通りに動かないケースがあるので、ベースライングリッドの使用頻度が増えました。そこで、この記事ではベースライングリッドの設定方法をまとめています。
上記の2種類があります。ドキュメントに対して設定するグリッドはマスターページごとに違う設定、横組み縦組みの混在はできないので、テキストフレームに対して設定するのが主な使い方になるでしょう。
【InDesign】段落囲み罫/背景色の問題点と対策&活用法 | Blue-Screeeeeeen․net | よそいちのDTPメモ
メニューバーの「表示→グリッドとガイド→ベースライングリッドを表示/隠す」で切り替えます。ショートカットキーは、「Command+Optionl+テンキーでない方の7(WinはCtrl+Alt+テンキーでない方の7)」。
ベースライングリッドを表示する設定に切り替えたのにグリッドが見えない!という場合には、[環境設定]→[グリッド]→[ベースライングリッド]→[ズーム度限界]の数値を「5%」※のように小さい値にしましょう。
※最小値が5%、最大値が4000%。ズーム倍率も5%が最小倍率なので、この設定なら常時表示できる。
ドキュメントのズーム倍率がここに設定した値未満のとき、グリッドが非表示になります。
ドキュメント単位で設定したベースライングリッドの方向は、[レイアウトグリッド設定]または[マージン・段組]の[組み方向]で設定。
[組み方向]の値は、レイアウトグリッド/マージン・段組で連動しているので、どちらかのメニューから設定を変えれば、ベースライングリッドの方向も変わります。
[環境設定]→[グリッド]→[ベースライングリッド]→[開始点]からページかマージンを選択して設定。
開始点は、横組みの場合はページ/マージンの天側、縦組みの場合は右側になります。
テキストフレームを選択→option+ダブルクリック→[テキストフレーム設定]の[ベースラインオプション]から設定を変更します。この設定はテキストフレーム単位での値になるので、ドキュメントのベースライングリッド設定値とは別に運用できます。
ドキュメントとテキストフレーム、両方にベースライングリッドを設定していると、表示がごちゃついて見づらくなります。ドキュメントの方だけ非表示にできれば良いのですが、これは環境設定で切り替えることができません(チッ)。
搦手にも程がありますが、[環境設定]→[グリッド]→[ベースライングリッド]で、
を設定すれば、実質ドキュメントのベースライングリッドを隠せます。これでカスタムベースライングリッドのみ表示できる∠( ゚д゚)/